スレート瓦が割れる原因とは?症状別の対処法もご紹介
2024/07/10
スレート瓦は、日本の住宅で多く採用されている屋根材です。
しかし、経年劣化や外的要因によって割れてしまうことがあります。
スレート瓦が割れる原因を理解し、適切な補修方法を知っておくことは、住まいの安全を守る上で非常に重要です。
この記事では、スレート瓦が割れる原因とその対策、そして費用について解説していきます。
□スレート瓦が割れる原因とは?
スレート瓦が割れる原因は、大きく分けて4つあります。
1: 温度変化
スレート瓦は、気温の変化によって収縮と膨張を繰り返します。
夏は太陽光で屋根が熱せられ、冬は気温が低くなり、瓦に含まれている水分が凍結します。
このような温度変化によって、瓦にひびが入ったり、割れてしまうことがあります。
2: 経年劣化
スレート瓦は、紫外線や風雨にさらされることで、徐々に劣化していきます。
長年使用していると、瓦の表面が剥がれたり、ひび割れたりするなど、強度が低下します。
3: 踏割れ
屋根の修理やメンテナンスを行う際に、瓦を踏んでしまうことがあります。
特に、経年劣化によって強度が低下している瓦は、踏むことで割れてしまう可能性が高くなります。
4: 屋根上の工事
アンテナや太陽光パネルなどの設置工事を行う際に、屋根に負荷がかかります。
この負荷が原因で、瓦にひびが入ったり、割れてしまうことがあります。
□スレート瓦の劣化状況に応じた補修方法
スレート瓦の劣化状況は、程度によって適切な補修方法が異なります。
1: ひび割れや小さな欠け
スレート瓦にひび割れや小さな欠けが生じた場合は、コーキングや専用の補修材で補修するのが一般的です。
これらの補修材は、ひび割れに充填することで、雨水の浸入を防ぎます。
補修にかかる費用は、ひび割れの大きさや数によって異なりますが、数万円から数十万円程度です。
2: スレート瓦の割れや欠損
スレート瓦が大きく割れたり、欠損したりしている場合は、部分的な補修ではなく、葺き替えや屋根カバー工法などの大規模な工事が必要となります。
葺き替えは、既存のスレート瓦を全て撤去し、新しい瓦に交換する方法です。
費用は、屋根の面積や瓦の種類によって異なりますが、数十万円から数百万円程度かかる場合があります。
屋根カバー工法は、既存の瓦の上に新しい屋根材を被せる方法です。
3: スレート瓦の劣化が進行している場合
スレート瓦が全体的に劣化している場合は、葺き替えや屋根カバー工法を行うのがおすすめです。
これらの工事をすれば、屋根の耐久性が向上し、雨漏りなどのトラブルを防げます。
□まとめ
スレート瓦が割れる原因は、温度変化、経年劣化、踏割れ、屋根上の工事などがあります。
劣化状況に応じて、コーキングによる補修、部分的な葺き替え、全面葺き替えなどの様々な補修方法があります。
スレート瓦の劣化が気になる場合は、早めに専門会社に相談し、適切な補修を行うようにしましょう。
鯖江市で瓦の葺き替えを検討している方は、優れた技術力が強みの当社までぜひご相談ください。