瓦屋根葺き替え放置の危険性とは？雨漏り等のリスクを解説
2025/03/08
瓦屋根のメンテナンス、放置して大丈夫ですか。
雨漏りや瓦の落下といった危険性、そして高額な修理費用など不安を感じている方も多いのではないでしょうか。
今回は、瓦屋根の放置によるリスクと、葺き替えが必要となる状態を具体的に解説します。
費用や業者選びには触れず、屋根の現状把握と葺き替え判断に焦点を絞り、ご自身の判断材料となる情報を提供します。
瓦屋根の放置で起こる危険性
雨漏りのリスクと深刻な被害
雨漏りは、放置すると建物の構造材を腐らせ、シロアリ被害を招くなど、深刻な被害につながります。
雨水が浸入した箇所だけでなく、構造材全体に悪影響を及ぼす可能性があるため、早期発見と対処が重要です。
雨漏りの原因となるのは、瓦の割れや欠け、ズレ、棟の崩れなど様々です。
特にセメント瓦やモニエ瓦は、経年劣化により防水性が低下しやすく、雨漏りのリスクが高まります。
瓦の破損と落下による危険
ひび割れや欠けた瓦は、落下して人や物を傷つける危険があります。
強風や地震などによって、さらに被害が拡大する可能性も考えられます。
また、落下した瓦によって、下階や近隣の建物に被害を与える可能性も無視できません。
建物の構造への悪影響
長期間にわたる雨水の浸入は、屋根だけでなく、建物の土台や柱などの構造材にも深刻なダメージを与えます。
木材の腐朽や、建物の強度低下につながり、最悪の場合、建物の寿命を縮めることにもなりかねません。
特に、漆喰の剥がれや棟瓦のズレは、雨水の浸入経路となりやすいので注意が必要です。
瓦の葺き替えはいつ判断すべきか？
葺き替えが必要な状態を判断するポイント
屋根全体にひび割れや欠けが見られる場合、コケが大量に繁殖している場合などは、葺き替えを検討する必要があるサインです。
瓦のズレや棟瓦の崩れなども、放置すると雨漏りの原因となるため注意が必要です。
築年数も重要な判断材料となります。
和瓦は約30〜60年、セメント瓦は約20〜40年が葺き替えの目安とされていますが、これはあくまで目安です。
放置による修繕費用の増加
早期に修理やメンテナンスを行うことで、費用を抑えることができます。
しかし、放置すると被害が拡大し、修理費用は高額になる可能性があります。
また、雨漏りなどの被害が深刻化すると、葺き替え以外の選択肢がなくなる場合もあります。
早めの点検と専門家への相談の重要性
ご自身の目で確認できる範囲は限られています。
専門業者による点検は、屋根の状態を正確に把握し、適切な処置を決定するために不可欠です。
点検の結果に基づき、修理、補修、または葺き替えといった最適な選択肢を選ぶことができます。
専門家のアドバイスを参考に、ご自身の判断材料としてください。
まとめ
瓦屋根の放置は、雨漏り、瓦の落下、建物の構造への悪影響など、様々な危険を伴います。
葺き替えが必要な状態かどうかは、屋根全体のひび割れや欠け、コケの繁殖、瓦のズレなどから判断できます。
早めの対応が、費用を抑え、建物を守ることにつながります。
放置によるリスクを理解し、適切な判断を下すために、専門家の意見を参考にしましょう。
定期的な点検を怠らないことで、安心して暮らせる住まいを維持できます。
当社は、長年の経験の中で培った技術を活かし、職人スタッフ一人ひとりが真剣に屋根リフォームと向き合って作業を行っております。
鯖江市でお家に関してご相談がある方はぜひ当社までお問い合わせください。
